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2009年04月13日

五・七・五の理由

なぜ俳句や短歌が五文字と七文字の組み合わせで作られているのかが昔から気になっていたのだが、この前、それらしき理由に思い至った。

八分音符を四つと、二分音符を一つ繋げたのが五、

八分音符を六つと、四分音符を一つ繋げたのが七、

ということなのではないか。

つまり楽譜で書くとこういうことだ。

実際、俳句を声に出して読む時、五と七の間の区切りの方が七と五の間の区切りよりも長く休止している気がする。

これはひょっとして俳句界を揺るがす大発見なのではないかと思い、ネットで検索してみたところ、指摘している人が結構いた。

以下のリズムの方が合うという情報もあり、なるほどと思った。

たとえば「古池や 蛙飛び込む 水の音」は後者のリズムの方が合う。しかし「夏草や兵どもが夢のあと」は前者の方が合う気がする。

五・七・五を小節に入れてみただけとか言われそうだが、こうやって書くとリズム的な必然性が感じられないか。

音楽を習った人ならとうの昔に知っていることなのかも知れないが、僕は今まで気づいていなかった。

Posted by taro at 2009年04月13日 23:41

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コメント

手塚さん、こんにちは。初めまして。私はクラシック音楽の演奏家です。
時々拝読しています。
日本人のリズム感は、2拍子・4拍子系っぽいですね。
三三七拍子も、三本締も、結局楽譜にすると4拍子または2拍子ですね。

クラシック音楽演奏家の間では一般的に「日本人は3拍子系が下手だ」と言われます。
また、騎馬民族は3拍子系や6/8拍子は得意、農耕民族は2拍子が得意、とも言われます。
確かに日本人にはワルツなどは難しいイメージがあります。
しかも踊りの3拍子は3拍イーブンではなく、独特の訛りというか揺れがあります。
メヌエットなどもそうですが、著しいのはウィンナワルツではないでしょうか。
こうなってくると、難易度が増します。

でも「三拍子が苦手」というのは、真実かは分かりません。
というのも、民衆の音楽はそうなんですが、上流階級の雅楽はどうなのでしょうか。
ゆっくりした4拍子?
それともグレゴリオ聖歌の様な変拍子?・・・そうしたら、音楽の起源は
同じという事になります。
というわけで、私はあまり苦手意識を作らないで演奏するようにしてますが、
手塚さんはどう思われますか?

Posted by: ジークフリート at 2009年04月15日 01:37

興味深い情報、ありがとうございます。

三本締が4拍子というのは考えたことがなかったです。日本人は4拍子の世界に生きているのですね。

西洋にはひょっとしたら3拍子に基づく詩があるのでしょうか……。

ウィンナワルツの時間的な揺れ、今度注意して聞いてみます。

昔の聖歌というのは3拍子でも4拍子でもなかったのですね。これもいつか聞いてみたいです。

音楽の起源がひとつというのはたぶんそうなんじゃないかと思います。

人類がアフリカを出て枝分かれしたのは最近の説によればたった20万年前のようですが、その時すでに音楽やリズムは存在したのではないでしょうか。

Posted by: taro at 2009年04月16日 00:26

所長ー

ご無沙汰です。

ご存知かもしれませんが、
http://simasiba.hp.infoseek.co.jp/yawa-kigen.htm
という説がございます。

Posted by: Shibata@KGC at 2009年04月16日 09:54

こんにちは!先日はお世話になりましたm(__)m

僕も合唱やってますが、音楽やってなかった初心者の子ほど3拍子は苦手ですね。3連符も苦手です。5拍子に至ってはゲロゲロです。
日本人は(?)奇数が苦手みたいです。聞いた話だと、偶数の拍子だと、足で歩くとか、手拍子音頭取りとか、鍬で耕すとか餅付くとか、いっぱい体にしみ込んでいるのですが、
奇数拍の動作というのは日本ではあまり存在しないようです。

J-Popを聞いてても、9割以上の曲が2拍子または4拍子です。
3拍子のJ-POPを探そう!というのを個人的にやってた時期があるんですが、ほとんど見つかりませんでしたねー
ちなみにドリカムだけ、5拍子とか7拍子とか自由自在です。

Posted by: Ryu. at 2009年04月16日 19:01

> 柴田さん

ご無沙汰してます。

柴田さん、昔からこの説に興味持たれてますよね。僕はあまり信じていなかったのですが、長江文明という話を聞いて、ちょっと可能性あるかもと思うようになりました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E6%B1%9F%E6%96%87%E6%98%8E

紀元前1万年より前に長江流域で稲作が行われていたのだとしたら、それがインドや日本に伝わって、共通の語彙や習俗になっていてもおかしくないですね。

> Ryu.くん

5拍子とかの曲、合唱でやるんですね。難しそう……。

ドリカムすごい。7拍子って意味不明です。

音楽を学んだことのある人は同じ曲でもまったく違って聞こえるのでしょうね。いいなぁ。

Posted by: taro at 2009年04月16日 19:14

手塚さん、返信有難うございました。
私は文学には無知なのですが、三拍子の詩もありそうですね!
イタリア語の場合は、3音節の詩から11音節の詩まであります。
3音節の詩ならアクセントは2音節目、などルールがあります。
オペラの中のレチタティーヴォ(メロディを持ってはいるがまるで語りのような要素の部分)の歌詞にも、
どこの音節にアクセント当てるかという歌詞を作る上でのルールが存在しますね。

「詩」と「3」で思い付くのに、三行詩節がありますね。
これは韻の踏み方の種類なのですが、ダンテの『神曲』がこれで書かれていまして、
脚韻が、「ABA」「BCB」「CDC」という構成で進んで行きますね。
三拍子と関連がありそうです。

「3」という数字と西洋の関わりと言えば、
まずキリスト教の教義である「三位一体」が思い浮かびます。
ですので、「3」は西洋では特に大事にされてきた数字のようですね。
あと思い付くのは、フリーメーソンの影響でしょうか。
例えばモーツァルトの作品に「3」に対する特別なこだわりがみられたら、
そろそろフリーメーソンに入会した頃かなと思ったりします。
オペラ「魔笛」は、序曲の冒頭からこの影響が分かりやすいです。
「魔笛」は、作曲者であるモーツァルトも台本のシカネーダーもフリーメーソンです。


ところで、普通、ワルツといえば3拍子ですが、
ロシアの作曲家チャイコフスキーの作品には、実は「五拍子のワルツ」があります。
交響曲第6番「悲愴」の、第三楽章です。
五拍子は、スラブ系の拍子感では珍しくない拍子なのだそうですよ。
チャイコフスキーはパリで勉強していますが、
この曲はフランス的な優雅なワルツの旋律とスラブ系の五拍子がマッチした名作です。

ドリカムが、五拍子・七拍子というのは興味深く読みました。
確かに彼らの自由自在な音楽を考えたら、不思議ではない事です。

Posted by: ジークフリート at 2009年04月19日 01:04

コメントありがとうございます。読ませていただいて、世界が広がった気がしました。

音楽ってものすごく理論立ってますよね。他の芸術と比べても際立っている気がします。
詩も音の芸術という側面があるので、いろいろ決まり事が多いのかと思いました。

3音節から11音節の詩まであるということは、俳句や短歌に似た5音節や7音節の詩も含まれるということですね。
イタリア人の実験精神がうかがわれるようで興味深いです。

モーツァルトはフリーメーソンの考え方を音楽に潜ませたりしていたのですね。おそるべし。究極のサブリミナル……。

交響曲第6番第2楽章の5拍子のワルツ、聞かせていただきました。不思議な感じです。
スラブ人がいったいどんな動作から5拍子のリズムを身につけたのかが気になります。

Posted by: taro at 2009年04月19日 22:32

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